
燃え尽きることも、
やり過ごすことも出来なくて、
ただ燃え残った小さな火種のように
くすぶり続けた僕の灰色の高校生活を
チカチカと
遠くで明滅する灯台
くらいの明るさで
照らすものがあるとすれば
それは。
燃え尽きることも、
やり過ごすことも出来なくて、
ただ燃え残った小さな火種のように
くすぶり続けた僕の灰色の高校生活を
チカチカと
遠くで明滅する灯台
くらいの明るさで
照らすものがあるとすれば
それは。
心が揺れたら 押してください
大道具の箱の中に制服姿の少女が横たわっている。彼女は疲れて眠っているようで、傍に立つ人物がその様子を見ている。舞台が終わるといつも箱の中で寝るという彼女の姿を見て、不愛想な話を思い出す。キラキラ輝いていたものが、自分の中で枯れていく様子を表現している。