

嫌いなやつと一緒になっても
スマホに逃げ込めない昔の世界は、
そうだね、地獄かもしれない。が。
逃げられないから
嫌いでいるのがイヤになって
お互い仲良くなったこともあった。
こんな時間はムダかもしれない。
でも僕はムダだったとは思っていない。
嫌いなやつと一緒になっても
スマホに逃げ込めない昔の世界は、
そうだね、地獄かもしれない。が。
逃げられないから
嫌いでいるのがイヤになって
お互い仲良くなったこともあった。
こんな時間はムダかもしれない。
でも僕はムダだったとは思っていない。
心が揺れたら 押してください
グループ展の持ち回りで画廊番をしている二人。平日の客はほとんどおらず、長時間一緒に過ごすことになるため、会話は午前中に尽きてしまう。話すことがなくなり、沈黙が続く中、一人は緊張しながらもコーヒーを勧める。もう一人は平然とした態度を崩さない。彼らは、この状況で人を強制的に好きになったり嫌いになったりする時間と空間を共有している。