「昔話。」

ある男性が病院で女医と話をしている。彼は目的のある行動ができず、自分をよく知るためという目的にも関心を失った。しかし何かを「ただしている」ことで自分を語り、暴力を振るい病院にいる状態だ。全てを自分で説明できるため、女医は彼が治らないと判断し、学会で発表したいと言う。その言葉だけが彼の記憶に残っている。