
リンク:エル・グレコ 受胎告知
倉敷の大原美術館にある一枚。
学生の頃何度もでかけて何度も観た。
こういう宗教画って我々日本人には理解しずらいテーマの一つで、
そもそも「受胎告知」だって意外と知られていないんでは、と思う。
源氏物語絵巻だって源氏物語の内容を知らなかったら
何の絵だかさっぱりわからない。キリスト教の話ならなおさらだ。
そういう絵画の背景を知ってから観るとまた別の見方ができる、
それが面白いという考え方もあるし、
そんなもんいらん、顔がかわいい、ダイナミックでなんだか好き、
そんな感じでも全然いいと思う。
ただ自分にわかるものだけが素晴らしいものなんて考え方は退屈で、
結局すぐ飽きて何も残らない、
だから無駄という結論になってしまうのでは。
恋愛もきっとそうだろう。
よくわからなくて不安だから面白いんだけどな。
ああ説教くさい。やめよう。