「人のカバン運んでることが一番幸せなんて本当に17歳のこの時だけだ。」

僕は結婚する前にまず自分の卒業したデザイン学校で助手として2年くらい講師をし、
結婚式のあとくらいから今の学校に移ってそれから今年で20年目です。
本業は商業デザイナーであり、昔は紙媒体中心でしたが
今はwebでそれもデザインよりエンジニアに近い立場でフリーランスとして業務を行っています。

30代の頃は週に5日とか夜間授業もしたりとか、
相当な情熱をもって自分なりに教育に携わってきたつもりです。
まあ生徒にとってはいい加減でろくに教えてくれない先生だったと思いますけどね。

自分が7年前に入院したり、コロナがあったり、
色々あって正直に言うと今は1ヶ月に2、3日しか授業をしていません。
後輩の若い講師に譲るべきだと思っているのと、
現状の教育にかなり幻滅というか絶望してしまっていて、
もう僕が教えることもないのかなと思っているためです。

キルケゴールの有名な言葉、

「気絶した人があると、水だ、オードコロンだ、ホフマン滴剤だ、と叫ばれる。しかし、絶望しかけている人があったら、可能性をもってこい、可能性をもってこい、可能性のみが唯一の救いだ、と叫ぶことが必要なのだ。可能性を与えれば、絶望者は、息を吹き返し、彼は生き返るのである。」

これは高校生の頃からいつも心のどこかにとどめている言葉です。

これから世界はよくなりますか。

その可能性を行き過ぎた論理と正論で一つづつすり潰していくことに
膨大な時間を使っている今、
僕たちがしなければならないことはなんなのでしょうか。

このサイトと僕の自分語りは
それらへの回答の一つです。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

この画像では、夕焼け色の空の下、制服を着た二人の学生がいる。左側の人物は歩いており、右側の人物は自転車とカバンを持ちながら、その場に立っている。二人は互いに背を向けて立っているが、何かを共有しているような静かな雰囲気が漂っている。背景の温かい色合いの空と草原が、ノスタルジックな青春の一瞬を感じさせる場面である。

  • URLをコピーしました!
コンテンツ