「掃除と後ろ手、手紙。」

高校時代にはラブレターなどもらったことはない。
が、手紙は割と交換した。

たいていは聞きたくない本音が書いてあった。
それは自業自得で仕方あるまい。

ただ手紙を渡そうという雰囲気は掃除などしていても気がつくもので、
こんな風に教室の隅っこで粛々と譲渡の儀は行われる。

例え何が書かれているとしても
(そしてその予想はいつもついていた)
僕はほのかに嬉しかったし、ドキドキもした。

—-

余談だが、当時の僕とマキタの体格を正確に描いてみると、
マキタは小さくて僕の肩くらいしかなく、
僕は背が高いというより頭が大きかっただけだとわかる。

治さねばならないことが多すぎて、
自分の見た目にまで関心がいかなかったのは
幸せなことなのか、どうか。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

教室らしき場所にいる二人の学生が描かれている。女子学生はほうきを持ち掃除をしているようだが、男子学生と手をつないでいる。男子学生は何かを考えているような表情をしている。二人の関係性や状況が気になる場面だ。背景には窓があり、外の景色が広がっている。

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