「だが俺は間違っていない。」

女の子は高校までに、
しつこくされて嫌な思いをする経験をある程度してきている。

ただおっかける以外に脳がない、目覚めたばかりの僕のような男を、
以前の記憶と照合して最初から警戒している。

小学校の時からそんな経験を経てきた人間ならともかく、
高校まで来て急に目覚めた人間には
人の気持ちよりも自分の気持ちが最優先であり、
やることなすこと全てが間違っている。

間違っている自分を見つめることもできない。
人間に到達していない進化前の動物だからだ。

人気ものが何故人気ものかと言えば、
人気があることに慣れているから。
そうでない動物は、失敗し痛みで学習する以外人間になる方法はない。

それはそれとして、
僕はその僕を間違っていたとは思わない。

世界中の空気が悪くなっていく(ような気がする)さなか、
どうしてこんな退屈な話を描きたいのかと言えば、

それまで自分の中に存在しなかった概念が突如生まれた時、
人はそれに対してどう接し、どう折り合っていくか、
できるだけ小さい小さい目線で語りたいからだ。

例えばなんの変哲もない主人公が
突如として世界の終末や陰謀に巻き込まれる。
エヴァンゲリオンを起点とするセカイ系の物語は、
僕が描いているような小さな自我をめいっぱいまで肥大させた創作物語だ。

僕が描いているのも平和な話だとは思っていない。
エヴァにのって人類を補完する話と同じくらい
これは僕の中では重要な話だったのだ。

そういう意味で、僕は少しも間違っていない。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

ある日、教室で問題を解いていた男の生徒は、同級生の女の子から「マキタ」という問題を聞かれ適当に答えてしまう。しかし、間違った答えを教えてしまったことに気づく。放課後にそのことを謝ると、女の子は「気にせんでええ」と言うが、男の子は彼女に何かを教えたり教えられたりすることが嬉しいと告白する。女の子は何故か男の子が思ったことを全て言ってしまうことに不思議を感じるが、男の子は自分の気持ちを理解できていないようだ。

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