「アトリエ。」

僕は平熱が37度あり、
いつも体温が高い。

いきなり会ったばかりの人に
僕は体温が高いので手をあっためてあげようなどと言ったら
かなりイカれた人ということになるが、

友達であれば割と普通に言う。
そういう距離が友達の距離であり、
特に他意はない。

もちろん壁を高く築く人には触れたりしない。
そして僕はその壁を乗り越えてまで友達になろうとは思わない。

なんとなく手を繋ぎたくなる時はある。
それは恋人の手を繋ぎたい気分ではなく、
多分、幼稚園児が互いに手を繋ぐのと同じ感覚なのだと思う。

アトリエは凍えそうな寒さだった。
僕の暖房器具としてのプライドは高い。

埴谷雄高の本名が般若豊というのがまずかっこいい。
僕も生まれ変わるなら般若家に生まれて名前負けしないように生きていきたいものです。

僕は高度経済成長やバブル期の「真面目に考えても無駄。世の中さくさく調子よく」
という空気が大嫌いでした。
だから僕が小中と過ごした80年代カルチャーは今もあまり好きじゃない。

歴史的な是非や思想的な功罪はともかく、
戦うものがあった時代に常に憧れを抱いてやみません。

吉本隆明と埴谷雄高を恐山のイタコを使って呼び戻し、
ついでに西田幾多郎か誰かも加えて現代について徹底討論をしていただき、
僕はそのLive配信を横目で見ながら、
女の子の絵など描いていることができればものすごく満ち足りることでしょう。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

ショートカットの髪を持つ人物が、壁際に座りながら、誰かと手を繋いでいる。視線は少し上を向いており、淡い色調の服を着用している。背景は暗めの色合いで、場の雰囲気を強調している。手を差し伸べたもう一人の人物の存在が感じられ、二人の間に何らかの交流や感情が存在していることを示唆している。

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