「最初の頃。」

時々強い風が吹いて教室中のほこりを巻き上げる。

原型はまず無意識に目で追うところから始まる。
やがて目で追っている自分を自覚する。

しかしその感情が好きだということを
なかなか飲み込めず、否定する。

元々話好きではない上に、
余計しゃべらなくなって考え事をする日々が続く。

そうした気配を察してマキタは逃げる。
マキタが逃げるので仕方なくオータニと仲良くする。

オータニは話しやすい。放課後捕まえて長々と話す。
オータニはにやにやと聞いている。
マキタは遠くで見ている。いやそうな顔をしている。

それが僕の覚えている「最初の頃」だ。
最初の瞬間には、いつだって強い風が吹いている。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

窓辺に少女が腰かけ、遠くを見つめている。彼女は何かを思い悩んでいるようで、寂しげな表情を浮かべている。場面が変わると、廊下に立つ少年の姿が。彼は閉ざされたドアの前で足を止め、その向こうに彼女がいることを感じ取っている。二人の間には距離と静けさが漂い、彼らの心のすれ違いが暗示されている。

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