「際限なく話は続く。」

そこそこ深い話ができなくもないクラシックやらアートの話やらは、
あんまり盛り上がらん上に荒れやすいんで語る気がしないが、
アニメとかマンガは聞いてくれる人が多い。

ただこう、どれが推しでどれがおすすめという話になると心もとなく、
本当に僕は好きだったんだろうかといういつものグルグルが始まってしまうので、
ただ見たものを垂れ流すだけになりがちで、だったら別に自分から話さんでもいいかとなる。

「これ絶対見て!」ってできる人はすごいなと思う。

「絶対見て!」って言われると僕は絶対見る。
逆にクラシックだと、あーそれは僕はちょっとなー…となってしまって感じが悪い。
詳しくならない方が得だなあといつも考える。
偏った知識は誇れるどころかなんとなく気恥ずかしく思ったりもする。

マジカルエミの蝉時雨は有名どころに入ると思うので
傑作だと言ってもそんなに異論は出ないだろう。

マジカルエミの何がいいかと言えば、魔法で夢を叶えるファンタジーではなく、
少女の精神的な自立と共に自分で魔法を捨てる話だからだ。

40年前の作品だけれど、時々見返す。
そりゃあ絵が古くてノリも古いのは当たり前だ。
でも今の最新技術で作ったアニメーションより僕は好きだな。
ノスタルジーではなく、僕の好みにあっている。

前半はテレビ放送のダイジェストなので飛ばす。
本編は特に何も起きないし、ストーリーらしきものもない。

淡々とありふれた日常の様子が最後まで続く。
ただ、随所に微妙に不安になる叙情的描写が挟まる。
多分これがのちのちフランス映画が好きになるきっかけだったと思う。

配信されてないので今観る手段はなさそうだ。
昔だったら「なら貸してあげるよ!」って言えるのにな。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

弟はいつもぼんやりしていて、夫は妹に合わせる兄だった。兄妹の関係を考える中で、力が重要だと悟る。夫は有名な作品を観ていたが、特に「魔法のスター・マジカルエミ」が自分に影響を与えたと語る。その話はニューウェーブ的で独特だが、夫の話は長い。

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