「夜に。」

物事を頭から否定し断罪する姿勢はいかがなものか、
という変に小賢しい空気に流されてきた自分を思い、
その間無駄にした膨大な時間を思うとめまいがする。

本来自分に必要のない世界を
一言で切って捨ててしまえないのは僕の弱さであり
そうは言っても一応は…ねえ?…という甘い心の声は
ただの言い訳だ。

大人になると何もしないことへの言い訳を無限に考えつく。
病気である。不調である。トラウマがある。
仕方がないじゃないか、
自分ではどうにもならなかったんだ。
どうすればよかったと言うんだ。

僕がそう思うだけで、
本当に自分ではどうにもならない状況下の人間を侮辱しているのではないか。
夜はいつもそんなことを考える。

もはや言う言わないの話ではなく
考えている時点で気分が澱む。

—–

歯医者に定期検診として3ヶ月に一度、ちゃんと通っている。
女子高生みたいな担当の娘さんのアドバイスをクソ真面目に実行した結果、
「歯を磨く」ことさえ丁寧にやろうとすれば
こんなにも一日が短いのかとわかる。

歯がきれいになるように
心もきれいになるのなら
こんな楽なことはないのだが。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

ある人物が忙しさに追われ、家事をこなしながら日常を過ごしている。トイレ掃除や片付けをする傍ら、家内ちゃんを寝かしつけ、暇な時間にピアノを弾いたり詩を読んだりしている。彼は自身をつまらなくする全ての世界から逃げ続けなければならないと感じている。

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