「思い出の答え合わせ。」

当時は「訊いていいのか黙ってた方がいいのか」なんて悩んだことも、
20年30年が経てばどうでもよくなっている。

例え生来の傷つきやすさは変わっていないとしても、
誰も思い出に対して傷ついたりはしない。
30年分、僕たちは確実に強くしなやかになっている。

僕の記憶は僕の知らない僕を知っている数少ない人々によって補填され、
別の記憶へと順次補正される。
その正しさだけが「ひとりよがり」というレッテルから
僕自身を守ってくれる。

思い出の答え合わせ。

よくそんな昔のことを覚えているねえと言われるけれど、
描き始めてから思い出したことの方が多い。
結婚してから40代までの間は思い出すことに興味がなかった。
それどころではなかったからだ。

多分みんなそうだと思う。
けど、写真を1、2枚もっていくだけで
全員の記憶が鮮明に復活していく。
お前たちは僕以上に僕のことを覚えている。

それくらいこの空白の期間を
それぞれが一生懸命に
生きていたということだろう。

孤独はそれによって追放できる。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

大学の美術部の友人4人が同窓会を開いた。写真を見て昔を懐かしむ彼らだが、年月の感覚があいまいになっており、記憶が薄れていることに苦笑いする。ある人物は昔描いた思い出を思い出そうと奮闘するも限界を感じ、自分たちの若い頃を懐かしむ。ある帽子のエピソードをきっかけに、当時の記憶が蘇り、孤独感を和らげる。彼らはこうした記憶が時間とともに変わっていくことを感じながら、また会うことを約束する。

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