「絵。」

僕は自身をとても劣等感の強い人間だと思っており、
ひとつの歪みをそれほど気にしなくなるまでに長大な時間がかかります。

絵はその最たるもので、
小さい頃描いたイヌかなにかを「なんやこれ白菜か?」
とみなに笑われて激しく自尊心が傷ついて以来、

マキタに出会うまでのおよそ10年間、
図工とか美術とかそういうのを嫌い抜いていました。
(美術史に出てくるような絵画を鑑賞するのは好きでした)

いまだに絵に対する苦手意識は消えず、
紙を渡されてなんか描いてと言われると固まってしまいます。

しかし一度傷ついた自尊心を補填するには、
例えば勉強ができるとかピアノが上手とか、
そんな別のことでは納得がいかず、
結局は自己満足するまで描くしかなく、
それはまた逆説的に自己満足することはないという結論に到達します。

なんだかいろいろ上手くいきません。
一つも自分の思い通りにならないです。

上手くいかないから、
こうして恥ずかしげもなく自分の話ばかりして
生きてられるのかもしれません。

恥ずかしくないの?と言われるとムッとするんで
本当は恥ずかしいんですが。
しかし羞恥心が行動の一番の敵であることはよく知っています。

明日また高い金を払って行列に並び血を抜かれてふらふらになった上、
肝臓が悪い腎臓が悪い色々悪いとデータをつきつけられるかと思うと
憂鬱で仕方ありません。

そうなればなるほど猛然と苦手の絵を描いてしまう。
人間とはなんと理不尽で非合理的ないきものなのでしょう。

きっとみなさんも同じだと思います。
理不尽で非合理的な行動を期待します。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

若い女性が椅子に腰掛け、絵筆を持ち上げている姿が描かれている。彼女はショートヘアで、落ち着いた色合いのセーターとパンツを身に着けている。背景には暗い色が使われ、スポットライトが当たっているような雰囲気になっている。彼女の表情は集中している様子で、何かを考えているようにも見える。絵全体は柔らかなタッチと落ち着いた雰囲気を醸し出している。

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