「表現。」

思春期までで摂取したもので
嗜好はほぼ決まる。

僕はたまたま子供向けのものよりも、
暗く澱んだ雰囲気が好きだっただけだ。

とは言え、当然それだと周りと話が合わない。
合わないどころか大体は村八分だ。

中二病にかからなかったのは、
多分がんばって「自分は他の人間とは違う」と誇示しなくても
最初っから浮いていたからだと思う。

理解されたいという強い思いもなく、
そうした我関せずの態度はきっと周りのクラスメイトからは
高慢で鬱陶しい嫌なやつに見えていただろう。

同じような嗜好を持つ人間には、
大学へ行くまで出会えなかった。
(大学へ行ったらごろごろいた)。

そういう意味では大学は楽しいというより楽だった。
説明しなくてもわかるのは楽でいい。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

主人公は子供の頃から笑顔を描くのが苦手で、昔の絵や写真には誰も笑っていないことに影響を受けていた。感情表現が狂気とされていた時代、貴族の肖像画が主な仕事であったが、やがて芸術のテーマは人間へと移行する。笑顔は単純な記号であり、深く解釈することができない。主人公はその子供時代の影響を引きずり、漫画というエンタメにその複雑さを持ち込むことが失格だと感じながらも、手放せずにいる。

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