
積極的に死にたくも消えたくもないけれど、
この先10年、20年と生きていたところで
まずもって現実的に
僕にはいいことなど起こるはずがない。
思い込みや勘違い、偏見、認識不足は
幸せの根幹でもあると僕は思っている。
僕は「東京貧困女子」は全く知らなくて、
たまたま見かけたので僕が大学の頃の「センチメントの季節」と
比較しながら読んだ。
センチメントの季節は援助交際をテーマにした恋愛少女漫画、
東京貧困女子はパパ活や売春をテーマにしたドキュメンタリー(ルポ)で、
比較する方が間違ってる気もするが、
前者からは「中年男性には少女の気持ちなどわかるはずもない(わかってほしい)」
後者からは「中年男性は絶滅すべき」
という強いメッセージが伝わってくる。
まさに分断というキーワードがどれだけこの30年で急進化したのかの象徴とも感じられ、
僕は血を抜かれてよろよろとした足取りで病院から帰宅し、
ずうっと憂鬱な気分が抜けない。