
自分の描いているカンバスからふと目を上げると、
ムロイが自分のニオイを気にして嗅いでいる。
僕はひどく見てはいけないものを見た気がして、
慌てて目を伏せた。
高校生だった。
自分の描いているカンバスからふと目を上げると、
ムロイが自分のニオイを気にして嗅いでいる。
僕はひどく見てはいけないものを見た気がして、
慌てて目を伏せた。
高校生だった。
心が揺れたら 押してください
若い女性が教室らしき場所で椅子に腰掛けている。制服姿で、スカートを身につけ、白い靴下と茶色い靴を履いている。彼女は片腕を顔の前にかざし、驚いたような表情を見せている。背景には窓があり、外からの光が差し込んでいるが、カーテンやブラインドはない。彼女の視線は何かを意識しているようで、不安そうにも見える。横には何も描かれていないキャンバスが立てかけられている。