「サヨナラダケガ。」

井伏鱒二の名訳
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ

は、井伏本人は照れくさくって気に入らない、と言っているにも関わらず、
センチメンタルのスイッチを押された後年の人々によって
口々に都合よく引用され、なんだかもうわけのわからない言葉になっている。

検索するとまず初音ミクの歌が出てくるあたり、
余計に僕をげんなりさせる。

僕は小学生の時、確かに子供だった。
そして子供の僕の話を、文章を、誰も本気では理解しようとしなかった。

「子供たちの気持ちを考えて」
そんなの嘘っぱちで、大人のお前の意見じゃねえかと僕は思う。

ちゃんと子供の話を聞きなさい。
子供は僕たちが考えているほど子供ではない。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

小学校の卒業文集のテーマが「友だち」だったが、主人公だけが友人がいなかったため不合格だった。作文には「〇〇さんはかつて友達でした」という内容が並び、書き直すように指示される。主人公は振り返っても同じ内容の作文になると考えている。友情の欠如を淡々と振り返ることで、学校生活の一抹の寂しさが漂う物語だ。

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