
仕事にも女子にも人生にも何もかも
つかれきった中年男性の私、先生と
同じく中年男性の卒業生、ハンバーガーは
アキバからただ道を走って無目的に到着した相模湖で
ピンクのアヒルにのって
小雨のなか、誰もいない何もいない音もしない湖面を、
黙々と夕日に向かって進んでゆく。
少し、回復した。
仕事にも女子にも人生にも何もかも
つかれきった中年男性の私、先生と
同じく中年男性の卒業生、ハンバーガーは
アキバからただ道を走って無目的に到着した相模湖で
ピンクのアヒルにのって
小雨のなか、誰もいない何もいない音もしない湖面を、
黙々と夕日に向かって進んでゆく。
少し、回復した。
心が揺れたら 押してください
二人の人物が湖畔に立ち、ピンクのアヒル型の足漕ぎボートを見ている。左の人物が「せっかく来たし乗ります?」と言うも、右の人物は「どこすかここ」「知らん」と答える。ボートに乗り始め、右の人物が「パシャ」と漕ぎ出す。日が沈む湖で右の人物が「先生も漕いで下さいよ」と言うが、左の人物は「イヤだよ」と答える。相模湖で二人の微妙な会話が描かれている。