「杉ちゃんを描きながら。」

杉ちゃんも文学部だった気がするけど忘れた。

杉ちゃんにも僕にも同じような痛々しい
リリックな部分があって、
他の人が聞いたら会話になっていないような、
ポエムのごときふわふわした会話をしながら
杉ちゃんを描く僕と
描かれる杉ちゃんとで
果てしなく「核心に触れない話題」を繰り返していたと思う。

杉ちゃんは時々ふと目が覚めたように
僕を詰り、つまりその言葉で自分自身も詰った。

「自分に自信がないんですとか口で言っちゃう女はゴミだ」
みたいなことをよく言っていたが、
それは自分のことじゃないのか、と言うと
「私は先輩だぞ!」とよくわからない怒り方をした。

歳は同じだった。
学年は杉ちゃんが一つ上だった。

僕が描いてあげた絵は
きっと全部火にくべただろう。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

イラストには、女性が膝を抱えて座っている姿が描かれている。彼女は落ち着いた表情で「女々しいねえ」とつぶやいている。さらに「いつもごちゃごちゃ言うけどほんと女々しくて腹立つわ」と続けており、何かについて苛立ちを感じている様子だ。このシーンは白黒の色調で、静かな雰囲気を醸し出している。

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