「おきもち雑談。」

こういう煽り文句は90年代からあって、僕も比較的早くから接していました。

そうした匿名掲示板の中では逆に「お前」「こいつ」「死ね」が普通で、
難しい漢字を使ったりわけのわからない高尚そうなポエムを書いたり、
真面目ぶったりすると一発で総攻撃に遭う、という文化だったわけです。

そこに選民意識や一体感があったんですよ。
腐った偽善的な世界ではない俺らの居場所、のような。
卑屈ですがあれはあれで必要だと思った。

ところがそうした文化など何も知らない多数の人もSNSを使い始め、
普通だったことが急に誹謗中傷になってしまったわけで、
昔からその文化圏で育ってきた人にとってはそりゃあ許せない。
タバコやフェミニズムの問題ともちょっと似てる気がします。

それはそれとして、
僕は以前自分の生徒が言った
「Twitterで真面目なこと書くとか、空気読めないやつみたいじゃないですかw」
がすごく引っかかってね。

それは君がフォローしているタイムラインが
真面目なことを書かないタイムラインになっているだけじゃないのかと思った。
空気を読んでるんじゃなくて自分で作った世界に流されてるだけじゃないの、と。

こういうの、使い分けるのが上手な人はいいんですよ。
僕は下手クソでねえ。向いてないんだと思います。

多分メッセージでわざわざ送らないだけで、
漫画の中の「僕」の自意識やエゴについて腹の立つ人はたくさんいると思います。
それは仕方ないな。公開してる以上は。
でもそれはそっと無視する、あるいは二度と見ないという方向で
解決しているのが現時点での空気の読み方だろうと思います。

昔はどんなこと言われても反撃できませんでしたが、
今はすっかり簡単になって個人を特定できるようになっちゃいましたからね。
それはそれでストレスのたまる世界ではありますが、もう仕方ないだろう。

僕自身時々これはアウトだろうという言葉をぶつけられたりしますが、
それでも結局描くものは変わらず、描きたいものもずっと同じです。
そうでないなら絵なんてやめてしまえばいいと思っています。

心が揺れたら 押してください

【翻訳用】AIによるこのマンガ・イラストの説明

ある男性が、インターネット上の典型的な煽り文句について語っている。頭の良さを疑うような言葉を極めて不快に感じているらしい。普段、人と接する場所では耐えられるが、意地悪な人とは話したくないと言う。匿名文化が広まり、このような攻撃的な言葉に対する耐性を持つ時代は終わったと主張している。そのため、面と向かってこのような発言をする人とは距離を置きたいと考えているようだ。

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